バイデン政権 新型コロナの「国家非常事態宣言」5月に解除へ[2023/01/31 11:30]

 アメリカのバイデン政権は2020年3月から続く新型コロナの国家非常事態宣言を今年5月に解除する方針を発表しました。

 新型コロナの国家非常事態宣言は、アメリカ国内の感染拡大に伴って連邦政府による自治体などへの迅速な財政支援を可能にするためにトランプ前大統領が2020年3月に出したものです。

 バイデン政権になって以降も宣言の延期が繰り返されてきましたが、ホワイトハウスは今月30日の声明で、宣言を5月11日に解除すると明らかにしました。

 新型コロナワクチンや検査の費用はこれまで政府が負担してきましたが、宣言が解除されれば、保険に加入していない人は全額負担となります。

 また、トランプ政権がコロナ対策の名目で導入したメキシコ国境からの不法移民を送還する措置「タイトル42」も失効するとしています。

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