パキスタンの自爆テロ 実行犯は警官の制服を着て侵入[2023/02/03 08:04]

 パキスタンのモスクで300人以上が死傷した自爆テロについて、捜査の結果、実行犯が警官の制服を着て、厳重警備区域内に侵入したことが明らかになりました。

 パキスタンの警察が2日に公開した監視カメラの映像には、男がバイクに乗って検問所に走っていく様子が映っています。

 地元警察によりますと、この男が自爆テロの実行犯であり、警官の制服を着ていたため警備員が確認を怠り、検問所をすり抜けたということです。

 自爆テロは先月30日、パキスタン北西部ペシャワルの警察施設内に建てられたモスクで起き、101人が死亡、221人が負傷しました。死者のうち、98人は警察官でした。

 警備が厳重なはずの警察施設で起きたテロであることから、現地では保安体制の見直しを求める声が上がっています。

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