米1月の雇用統計受けバイデン大統領が成果を自画自賛[2023/02/04 03:09]

 アメリカの1月の雇用統計が発表され、失業率は3.4%と前の月からわずかに改善し、53年ぶりの歴史的な低い水準となりました。

 アメリカ労働省が3日に発表した1月の雇用統計によりますと、景気の動向を敏感に示す農業分野以外の就業者は前の月から51万7000人増加し、市場予想の18万5000人増を大幅に上回りました。

 レジャーやサービス業、ヘルスケア関連で雇用の伸びが見られたほか、ストライキから復帰した州政府や大学職員らの数が反映されたためです。

 また、失業率は3.4%と前の月から0.1ポイント改善し、53年ぶりの低水準となり、バイデン大統領は自身の経済政策が「うまくっている」と自画自賛しました。

 バイデン大統領:「最後に失業率がこれほど低くなったのは1969年5月だ。黒人とヒスパニックの失業率は過去最低に近い。これは重要なことだ」

 そのうえで「もっとやるべきことはある」と述べ、政権が掲げる処方箋(せん)薬価の引き下げやインフラ整備などの実現に意欲を示しました。

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