ウクライナ国防相が辞任の見通し 国防省の汚職問題受け 戦況に影響も[2023/02/06 20:34]

 ウクライナのレズニコフ国防相が辞任する見通しとなりました。国防省の汚職問題を受けた対応で、ブダノフ情報局長が後任とみられます。

 与党議員が5日夜、SNSで明らかにしました。レズニコフ氏は、辞任の可能性について「ゼレンスキー大統領の決定に従う」と述べました。

 ロシアによる大規模攻撃が近く行われると指摘されるなかでの国防相の交代は、戦況に影響する可能性もあります。

 弁護士でもあるレズニコフ氏は、西側諸国からの武器支援でも交渉役として主要な役割を担ってきました。

 しかし今年に入り、軍の食料を不当な高値で購入しているといった国防省の汚職疑惑が報じられていて、これを受けた引責辞任とみられます。

 ゼレンスキー大統領は、早期のEU=ヨーロッパ連合への加盟を目指していてEUが求める汚職対策などを進める考えを示しています。

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