中国警察 越境犯罪取り締まりで出国自粛を要請[2023/02/08 12:36]

 中国の警察は、国を跨いだインターネット詐欺などの犯罪行為を取り締まるため湖北省の特定地域の出身者に対し、フィリピンなど8カ国に出国しないよう求めました。

 湖北省恩施市の公安局は、7日、恩施市の戸籍を持つ人に対してフィリピンやカンボジア、タイなど8カ国に出国しないよう呼び掛ける緊急の通知を出しました。

 理由について、国を跨いだインターネット詐欺や賭博犯罪に加担するのを防ぐためと説明しています。

 出張や留学などのため渡航する必要がある場合は、3日前までに居住する地域の警察に届け出るよう求めています。

 東南アジアの国々では中国人などの犯罪グループによる違法賭博の経営や詐欺の拠点作りが問題視されていて、中国の警察や現地の当局が取り締まりを強化しています。

こちらも読まれています