バイデン政権、ウクライナへ新たな軍事支援 2700億円規模の武器供与[2023/02/24 19:56]

 アメリカのバイデン政権は、ウクライナ侵攻から1年となる24日に約2700億円規模の新たな軍事支援を発表しました。

 アメリカ国防総省によりますと、ウクライナへの新たな軍事支援には高機動ロケット砲システム「HIMARS」の砲弾や155ミリ榴弾(りゅうだん)砲、攻撃型無人機など総額20億ドル=約2700億円規模が盛り込まれています。

 ウクライナはF16戦闘機や最大射程300キロの地対地ミサイル「ATACMS」の供与を求めていますが、バイデン政権はロシア国内への攻撃に使われる可能性を考慮し、これらの供与には踏み切りませんでした。

 オースティン国防長官は声明で「この世界が専制主義と混乱の世界に置き換えられることのないよう我々の関与を揺るぎないものにしよう」と長期戦を見据えた支援の必要性を訴えました。

 侵攻が始まった去年2月24日以降、アメリカによる軍事支援の総額は約318億ドル=約4.3兆円に上っています。

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