米 中国のウクライナ侵攻の仲裁に「深い懸念」[2023/03/18 03:44]

 アメリカ国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は17日、中国がウクライナ侵攻の仲裁役となることに深い懸念を示しました。

 カービー氏は中国の習近平国家主席が20日からロシアを訪問することを受け、プーチン大統領だけでなく、ウクライナのゼレンスキー大統領とも直接対話し、双方の意見を聞くことが重要だと述べました。

 また、中国が先月示した双方に停戦を求める独自の仲裁案はロシア側の視点を反映したものだとし、中国がロシアを利する形で仲裁役として動くことに、「深い懸念を抱いている」と述べました。

 そのうえで、中国の主張する停戦はロシアがウクライナの領土を占領し続けるだけでなく、停戦を利用してロシアが軍備を強化し、攻撃の再開がいつでも可能になると批判しました。

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