ロシア大統領府が職員に「iPhone使用不可」を通知 現地報道[2023/03/20 18:00]

 ロシア大統領府が勤務する職員に対してアップル製の「iPhone(アイフォーン)」の使用を3月末までに止め、他のスマートフォンに切り替えるように通知したと現地メディアが報じました。

 ロシアメディアのコメルサントは20日、ロシア大統領府に勤務する職員に対し、iPhoneを使っている場合は3月末までにやめるよう指示があったと報じました。

 理由について、欧米メーカーの製品は情報漏洩(ろうえい)やハッキングの恐れがあるためだとしています。

 大統領府はまた、代替としてロシア製のOS「オーロラ」を搭載した中国製スマートフォンなどの使用を推奨しています。

 ただ、こうした機種は数が限られていて、この通知がどれだけ実際に効力を持つのかは不明です。

 アップルは去年3月、ウクライナ侵攻を受けてすべての商品の販売を取り止めていますが、ロシア国内には並行輸入で多く入ってきていて、今も根強い人気があります。

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