英チャールズ国王の訪仏延期 年金改革反対デモ影響 「友好関係にふさわしい状況で」[2023/03/24 20:50]

 フランス政府の年金改革に反対するデモの影響でイギリスのチャールズ国王のフランス訪問が急きょ、延期されました。

 フランス大統領府は24日、イギリス王室のチャールズ国王の訪問が延期となったと発表しました。

 チャールズ国王は26日から29日まで即位後、初の外遊としてフランスの公式訪問を予定していました。

 しかし、28日にフランスの年金改革に反対する新たなデモが予定されたことを受け、チャールズ国王とマクロン大統領が電話で協議し、延期を決めたということです。

 フランス大統領府は「両国の友好関係にふさわしい状況で国王を迎えるためだ」と説明し、できるだけ早く次の日程を決めるとしています。

 年金改革というフランスの国内問題が国際問題へと波及した形です。

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