ドイツ銀行の株価下落 ショルツ首相「心配ない」[2023/03/25 16:25]

 世界的に金融不安が広がるなか、株価が下落しているドイツ最大の銀行「ドイツ銀行」について、ショルツ首相は「心配する理由はない」と強調しました。

 ショルツ首相は24日の会見で「ドイツ銀行はビジネスモデルを根本から近代化、再編成し、非常に収益性の高い銀行になっている」と述べました。

 今月、アメリカで2つの銀行が経営破綻したほか、ヨーロッパでは経営危機に陥ったスイスの金融大手「クレディ・スイス」をUBSが買収する事実上の救済策が19日に発表されました。

 ドイツ銀行が次のクレディ・スイスになる可能性はあるかと問われたショルツ首相は「心配する理由はない」と一蹴しました。

 ロイター通信などによりますと、24日のヨーロッパ株式市場でドイツ銀行の株価は8.5%急落しました。この2週間余りで25%以上、下落しています。

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