米政府 記者の拘束「容認できない」ロシア政府を非難[2023/03/31 06:19]

 アメリカ国籍の記者がロシアの治安当局に拘束されたことを受け、ホワイトハウスは「アメリカ国民を標的にしている」と強く非難しました。

 ホワイトハウスのジャンピエール報道官は30日の記者会見で、国務省を通じてロシア側と連絡を取り合っているとしたうえで、こうした拘束は「容認できない」と強く非難しました。

 ジャンピエール報道官:「このようなスパイ容疑は馬鹿げている。ロシア政府がアメリカ国民の標的にするのは容認できない」

 ブリンケン国務長官も声明を発表し、ロシア政府が「ジャーナリストや市民を威嚇し、抑圧し、罰しようとしている」と非難し、適切な支援を提供できるよう努めていると明らかにしました。

 そのうえで、ロシア国内に滞在する国民はただちに出国するよう呼び掛けています。

 国務省は「アメリカ国民への嫌がらせや身柄拘束の可能性がある」などとして、ロシアへの渡航を中止するよう勧告しています。

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