蔡総統の訪米に反発か 中国軍機が相次ぎ台湾の防空圏に進入 1時間で約9機を確認 [2023/03/31 16:48]

 台湾国防部は31日昼ごろ、中国軍機が台湾が定める「中間線」を越え、相次いで防空圏に進入したと発表しました。中国側が蔡英文総統の訪米に反発したとみられます。

 台湾国防部は午後、中国軍の戦闘機が相次いで防空圏に進入したと発表しました。

 現地時間の正午から約1時間の間に台湾の北部・中部・南部でおよそ9機の戦闘機が確認されたということです。

 中国軍機はいずれも台湾が定める「中間線」を越えて進入してきたということです。

 蔡英文総統は31日、アメリカのシンクタンクで「脅迫に対抗し自由で開かれたインド太平洋を守っている」として表彰されました。

 短時間に広範囲で中国軍機が確認されるのは異例で、アメリカと台湾の接近に中国政府が反発したものとみられます。

 台湾軍は戦闘機と陸上からの迎撃システムを駆使して、警戒・監視を行ったとしています。

画像:中国人民解放軍の戦闘機資料

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