OPEC加盟国が原油減産へ 市場の予想覆す発表で高騰懸念[2023/04/03 14:05]

 OPEC=石油輸出国機構に加盟している国々が、原油の自主的な減産を相次いで発表しました。今後、原油価格の高騰を招くと懸念の声が上がっています。

 サウジアラビアなどOPEC加盟国の5カ国などは5月から今年末にかけて、自主的に原油を減産すると2日までに発表しました。

 サウジアラビアが1日あたり50万バレルの減産、ロシアも年末までの50万バレルの減産延長を決めていて、7月以降の減産幅は1日あたりおよそ165万バレルに及びます。

 サウジアラビアのエネルギー省は、「石油市場の価格安定を目的とした予防的な措置だ」と説明しています。

 市場は今週開催されるOPEC+の会合で、従来の生産量が維持されると予想していただけに、大きなサプライズとなりました。

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