「旧統一教会創始者の訪日 当時の自民党幹部が働きかけ」韓国外交文書[2023/04/06 19:45]

 韓国外務省が公開した過去の外交文書で当初、日本への入国が許可されないはずだった旧統一教会の創始者が当時の自民党幹部の働き掛けによって入国していたことが分かりました。

 韓国外務省が6日、公開したのは作成から30年が経った外交文書です。

 このなかの92年3月31日と記された駐日韓国大使から本国への公電には、92年に旧統一教会の創始者・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が訪日する際、韓国側が入国経緯を非公式に問い合わせると、日本側が「法務省は当初、入国を許可しない方針だったものの、自民党副総裁だった金丸信氏が文氏を『保証』し、入国が認められた」と答えたと記されています。

 法務省は文氏の過去のアメリカでの服役を理由に出入国管理法により、入国を許可しない方針だったとみられ、金丸氏の働き掛けが入国の可否に影響を与えたとみられます。

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