米大統領「あと何人死ななければ…」 銀行乱射受け 銃規制呼びかけ[2023/04/11 04:15]

 アメリカ・ケンタッキー州の銀行で少なくとも4人が死亡した銃乱射事件を受け、バイデン大統領は銃規制に反対する野党・共和党に対して行動するよう求めました。

 バイデン大統領は10日に発表した声明で、ケンタッキー州ルイビルで起きた銃乱射事件の犠牲者に哀悼の意を示しました。

 そのうえで、「議会共和党が地域社会を守るために行動を起こすまで、あと何人のアメリカ国民が死ななければならないのか」と問い掛け、「国民の大多数は銃の安全性に対する常識的な改革に取り組むよう望んでいる」と強調しました。

 相次ぐ銃乱射事件を背景に、バイデン大統領は銃を販売する際の身元調査の厳格化など、銃規制の強化を強く求めています。

 ただ、銃愛好家らの団体「全米ライフル協会」とつながりが深い共和党側は反対していて、実現の目途は立っていません。

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