アメリカの機密文書が流出したとされる問題で、ワシントン・ポストは情報の流出元となったのはコミュニティーアプリで「OG」と呼ばれる男性だったと報じました。
一連の文書流出問題ではゲーム愛好家らに人気のあるコミュニティーアプリ「Discord」から広がっていったとみられています。
12日のワシントン・ポストによりますと、およそ20人の少年を中心としたミリタリーグッズの愛好家による「Discord」のグループの中でOGと呼ばれる男性が軍事基地での仕事から持ち帰ったという機密情報の画像を数百も投稿するようになったということです。
OGは20代前半から半ばと自称し、グループのメンバーに投稿した情報をよく読むように求めたと報じています。
また、メンバーにはロシアやウクライナを含む外国人が含まれていたということです。
今年2月末にメンバーの1人が別のサーバーに画像を投稿したことを皮切りに、情報の流出が進んだということです。
ワシントン・ポストはこのグループにいた10代の少年が匿名を条件に語ったインタビューや、音声記録などに基づいて報じたとしています。
また、この少年は現在もOGと連絡を取っていて、「とても混乱して何をしていいのか迷っているようだった」ということです。
アメリカの司法省は機密情報の流出元について、捜査を進めています。
画像:ワシントン・ポストのHPから
広告
