プーチン大統領 ロシアが「併合宣言」したウクライナ2州を訪問[2023/04/18 17:30]
ロシア大統領府は、プーチン大統領が去年9月に一方的に併合を宣言したウクライナ南部のヘルソン州と東部のルハンシク州を視察したと発表しました。
ロシア大統領府は18日、プーチン氏がウクライナ南部のヘルソン州と東部のルハンシク州の軍司令部を訪問したと発表しました。
事前に予定されていない急な訪問だったとしています。
ヘルソン州では、プーチン氏は現地の司令官を務めるテプリンスキー大佐から戦況報告を受けたとしています。
テプリンスキー大佐を巡ってはイギリスの国防省が16日、1月に解任された後、激戦が続いているバフムトへの攻撃を強化するために前線に戻った可能性が高いと報じていました。
また、ルハンシク州でも一度失脚した後、今年1月に陸軍の参謀総長に復帰したと報じられているラピン将軍から報告を受けたとしています。
プーチン氏がロシア軍の制圧地域を訪問するのは、3月に東部ドネツク州のマリウポリを視察して以来、2回目となります。
ロシア大統領府が公開した映像には、プーチン氏がヘリコプターから下りる様子や司令部とみられる施設で報告を受ける様子が含まれていますが、撮影された場所や日付は特定できていません。