英　3月の消費者物価指数　前年同月比10.1％上昇　食品は1年間で19.2％上昇

　イギリスでは深刻な物価高が続いていて、インフレ率は依然として10％を超えていることが分かりました。

　イギリス国家統計局は19日、先月の消費者物価指数が去年の同じ月と比べて10.1％上昇したと発表しました。

　2月の10.4％上昇は下回りましたが、約40年ぶりの高水準が続いていて、インフレ率10％超えが続いています。

　特に食品の価格が先月までの1年間で19.2％上昇しています。

　これは過去45年で最も高い水準で、市民生活に大きな影響を与えています。

　一方、イングランドでは今月、若手の医師らが賃上げを求めて4日間のストライキを行いました。

　地元メディアによりますと、この影響で手術や診療など少なくとも19万6000件がキャンセルされたということです。