台湾の出版社の有名な編集長が中国・上海を訪れた後、行方不明となっています。中国政府から拘束された可能性もあり、非難する声が上がっています。
台湾の出版社「八旗文化」で編集長を務める李延賀さんは先月、中国・上海を訪れた後、行方が分からなくなっています。
台湾メディアなどによりますと、李さんは出版物の内容などが問題視され、中国当局に拘束された可能性があるということです。
八旗文化は日本で去年6月に発売された新書「新疆ウイグル自治区」の中国語版を出版していました。
著者の熊倉潤さんはANNの取材に対し、「編集長は温厚な人柄で中国周辺の民族の歴史について大変勉強熱心だった」とし「彼の人柄ではなく出版物の内容が中国国内で問題視されたと考えられる」「無実の人間を拘束することで中国の印象は悪化するばかりである」とコメントしています。
画像:中央社提供
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