米高官「バフムトだけでロシア軍の死傷者10万人以上」[2023/05/02 03:43]

 アメリカ政府の高官は、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍が去年12月以降、激戦地バフムトだけでも推定10万人以上の死傷者を出していると明らかにしました。

 アメリカ国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は1日、ロシア軍が激戦地バフムトなどで仕掛けていた攻勢は「行き詰まり、失敗に終わった」との見方を示しました。

 カービー氏はそのうえで、情報機関による推定として、ロシア側は去年12月からこの5カ月の間に激戦地バフムトだけでも2万人以上が死亡し、負傷者は8万人に上ると明らかにしました。

 死者の半数近くは、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が戦闘員として送り込んだ元受刑者らだということです。

 カービー氏は5カ月間の死傷者数としては「驚くべき数だ」と述べ、ウクライナの反転攻勢に向けて支援を続けると強調しました。

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