AI“生みの親”がAIの危険性に警鐘「社会と人類に深刻なリスク」[2023/05/03 12:08]

 ChatGPTなどAI(人工知能)の「生みの親」ともいえる博士がAIの危険性に警鐘を鳴らしました。

 トロント大学のジェフリー・ヒントン名誉教授(75)は、ニューヨーク・タイムズのインタビューでAIの危険性に警鐘を鳴らすため、IT大手のグーグルを退社したと明らかにしました。

 AIの基盤となる技術を生み出したヒントン氏は、AIの進展によってネット上に流れる嘘の画像などについて「真実を見分けることが難しくなる」と指摘しました。

 また、AIが人間の雇用を奪う可能性のほか、悪意を持つ人による利用に懸念を示し、AIが「自律的な兵器」になりうることなども危惧しています。

 AI技術の進歩が「社会と人類に深刻なリスクをもたらす」とし、制御できる方法を見つけるまで技術を拡大させるべきではないと指摘しました。

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