ロシア国内の21都市で軍事パレード中止「安全上の理由」 戦車不足も影響か[2023/05/04 18:30]

 ロシア国内の少なくとも21の都市で戦勝記念日の軍事パレードを中止することが分かりました。

 対ドイツ戦勝記念日にあたる5月9日の軍事パレードは国民の愛国心を高めるためにプーチン政権が最も重視する行事で、去年は28の都市で開催されました。

 ただ、今年は「安全上の理由」などから21の都市でパレードが中止されます。

 カルーガやリャザンなどロシア西部の都市に加え、シベリアのチュメニなどウクライナから遠く離れた地域でもパレードの中止を発表しました。

 一方、ロシア大統領府は、首都モスクワでは予定通り軍事パレードを行うと発表しています。

 軍事パレードの相次ぐ中止は安全上の理由に加え、戦車などの不足も影響しているとみられます。

 また、国営ロシア通信によりますと、ロシア国内と占領している89の地域のうち半数にあたる約40地域でドローンの使用が禁止されました。

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