対独戦勝記念日を「5月8日」に ゼレンスキー大統領、ロシアと決別姿勢[2023/05/09 08:39]

 ウクライナのゼレンスキー大統領は5月8日を対ドイツ戦勝記念日にする方針を表明しました。5月9日を戦勝記念日とするロシアと決別し、領土の奪還を目指す姿勢を強調しました。

 ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「私たちは当時も今も、二度と他国を奴隷にしたり、他国を破壊することがないように戦っています。そして、現代のロシアが復活させようとしている古い悪は、ナチズムが敗北したように、すべて打ち破られるでしょう」

 ゼレンスキー大統領は8日、動画を公開し、5月8日について「多くの国でナチスに対する勝利の日として記憶されている」と述べ、この日をウクライナの「戦勝記念日」とする法案を議会に提出すると述べました。

 ウクライナはこれまでロシアと同じ5月9日を戦勝記念日としてきましたが、ロシアと決別する姿勢を示した形です。

 5月9日についてはナチスとロシアに対するヨーロッパの団結を示す「ヨーロッパの日」にする考えを示しました。

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