WHO=世界保健機関が「エムポックス(サル痘)」の緊急事態宣言を解除[2023/05/11 23:59]

 WHO(世界保健機関)はサル痘と呼ばれていた感染症「エムポックス」の緊急事態宣言を解除しました。

 WHOのテドロス事務局長は11日、去年7月にエムポックスについて出していた「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を終了すると発表しました。

 エムポックスは去年5月以降、ヨーロッパなどで感染が広がり、111カ国・地域で8万7000人以上が感染し、140人が死亡しました。

 一方で各国が対策を進めたことなどで最近は感染者が激減していました。

 ただ、日本など一部で感染が続いている地域もあります。

 厚労省によりますと、今年に入り感染者が急増し、先月25日までに120人の感染が報告されました。

 WHOは各国に対し、引き続き、検査や予防に取り組むよう呼び掛けています。

こちらも読まれています