「NATO東京連絡事務所」の開設検討に中国が反発[2023/05/12 20:45]
NATO(北大西洋条約機構)の「東京連絡事務所」開設の検討が進められていることについて、中国外務省はアジア太平洋地域に「陣営の対抗を引き起こそうとしている」などと反発しました。
林芳正外務大臣は10日、CNNのインタビューでNATOの連絡事務所を東京に開設する検討をしていると明らかにしました。
これについて中国外務省は12日の会見で、NATOは「アジア太平洋地域の事務への介入に執着し、陣営の対抗を引き起こそうとしている」と主張しました。
また、こうした動きが地域における「高度な警戒をもたらしている」と強調しました。
さらに、日本に対しては「NATOのアジア太平洋化の急先鋒になるのか注目されている」と指摘したうえで「地域の平和と安定を損なってはならない」と牽制(けんせい)しています。