南米ブラジルのアマゾン消失4月は減少に 新政権の政策効果か[2023/05/13 05:48]

 南米ブラジルでアマゾンの森の失われた面積が減る兆しが確認されました。

 ブラジル国立宇宙研究所が12日に公表した暫定データによると、4月のアマゾンの森林消失面積は1カ月当たりの平均から28%少なくなりました。

 アマゾンの森林消失を巡っては、ボルソナロ前大統領の下で農業と鉱業を活性化させる政策が行われたことで森林消失面積が増加して問題となっていました。

 1月に就任したルラ新大統領は、2030年までにアマゾンの森林破壊をゼロにする考えをで、イギリス政府などから基金への資金提供も受けていましたが、3月までは森林消失面積が平均を上回っていました。

 専門家は焼き畑などによる消失のピークは7月から9月で、今回の減少が続くか注視が必要だと指摘しています。

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