中国「少数の国益だけ考えるな」G7サミットでの経済安保声明採択の動きをけん制[2023/05/15 19:23]

 G7広島サミットで中国を念頭に「経済安保声明」が採択されると報じられるなか、中国外務省は「少数の国益だけを考え圧倒的多数の国の利益を損なうな」と日米を牽制(けんせい)しました。

 ロイター通信などによりますと、19日から開かれるG7サミットでは「中国の経済的な圧力に懸念を表明する声明」が発表されるとみられています。

 こうした動きについて、中国外務省は15日の会見で「経済的な脅威とは間違いなくアメリカだ」と強調しました。

 アメリカによる半導体規制などを踏まえ、「理不尽に中国企業を圧迫するのは公平な競争ではない」と主張しています。

 またG7に対して「少数の国益だけを考え圧倒的多数の国の利益を損なうな」と訴え、議長国を務める日本には「経済的な脅威の共犯になるな」と釘を刺しています。

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