米債務上限問題 バイデン氏と議会指導部が再協議 “妥協案”に向け交渉継続で合意[2023/05/17 05:39]

 アメリカのバイデン大統領と議会指導部は16日、債務上限問題を巡る再協議を終え、妥協案に向けて交渉を続けることで合意しました。

 アメリカでは連邦政府が借り入れできる債務の残高が上限に達し、来月1日にも資金繰りが行き詰まるリスクが指摘されています。

 バイデン大統領は16日、債務不履行の回避に向け、議会指導部との再協議に臨みました。

 共和党下院のマッカーシー議長は協議後、「今週末までに合意することは可能だ」と述べ、妥協案を探るための交渉を続けると明らかにしました。

 ロイター通信によりますと、低所得者向け生活支援の適用条件を厳しくし、政府の支出削減を目指す案などが議論されたとみられますが、政権側と共和党で意見の隔たりは大きく、難しい調整が続きそうです。

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