原発処理水めぐり韓国視察団が日本訪問 団長「科学的根拠に基づき安全性を確認する」[2023/05/21 16:06]

 福島第一原発処理水の海洋放出計画を巡り、放射線分野の専門家などでつくる韓国の視察団が21日に韓国を出発し日本を訪問しています。

 団長を務める韓国の原子力安全委員会・劉国煕(ユ・グクヒ)委員長は出発前、記者団に対し「科学的な根拠と基準に基づいて安全性を確認していく」と述べました。

 韓国国内では「視察は海洋放出に大義名分を与えるだけだ」などの厳しい声も上がっていますが「詳しく確認し説明すれば、(韓国)国民にも理解してもらえるのではないかと思う」と述べ、視察を通して理解を求める考えを示しました。

 視察団は、21日から6日間の日程で福島第一原発の現地視察のほか、日本の関係機関との会議や質疑応答などを行う予定です。

画像:ソウル・19日 専門家の会見

こちらも読まれています