ウガンダで“世界で最も厳しい反同性愛者法”が成立 最高で死刑を適用[2023/05/30 09:45]

 アフリカ東部ウガンダで、最高で死刑を科すなど、LGBTQ=性的少数者の行動を大幅に制限する法律が成立し、国内外から非難の声が相次いでいます。

 ウガンダでは、同性同士で性的関係を持つことは、すでに違法とされていましたが、29日に成立した法律では、新たに終身刑を科す可能性があるほか、同性のHIV感染者や未成年者などと関係を持つと最高で死刑を科すことなどが定められています。

 また、同性愛を「促進」した場合には禁錮20年が適用され、支援団体の活動が取り締まりを受ける恐れもあります。

 「世界で最も厳しい」とも指摘される法案の成立に、バイデン大統領は声明で、「恥ずべき法律だ」と強く非難したうえで、「普遍的な人権に対する悲劇的な侵害だ」として即時撤廃を求めました。

 ウガンダとの外交関係を見直し、制裁も検討するとしています。

 また、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルも29日、「人権に対する重大な攻撃だ」と反発するなど、国内外からは非難の声が相次いでいます。

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