第2次世界大戦中に沈没したイギリス海軍の戦艦から砲弾などを違法に回収していたとみられる中国籍の船がマレーシア沖で拿捕されました。
マレーシア海上法令執行庁は29日、南部・ジョホール州の沖合で許可なく停泊していた中国船を捕らえ、中国人やバングラデシュ人ら合わせて32人の乗組員を拘束したと発表しました。
現地メディアによりますと、船からは第2次世界大戦中の1941年、旧日本軍の攻撃で沈没したイギリス海軍の戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」などに積まれていたとみられる砲弾などが見つかったということです。
マレーシア当局は他にも違法な回収に関与している船がないか調査を進めています。
今回の件を受け、イギリスの国防省は「戦没者への冒涜を強く非難する」としています。
画像:マレーシア海上法令執行庁のフェイスブックより
広告