プリゴジン氏「ワグネルがベルゴロド州守る」発言で波紋 ロシア軍関係者は警戒[2023/06/05 17:49]
敵対勢力による攻撃が続くウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州を巡り、プリゴジン氏が「ワグネルが守る」と発言し波紋が広がっています。
民間軍事会社「ワグネル」を率いるプリゴジン氏は3日、SNSで「我々は招待も許可も待たずにベルゴロドに行き、ロシア国民を守るつもりだ」と述べました。
これに対してプリゴジン氏と対立関係にあるロシア軍の元大佐イーゴリ・ストレルコフ氏は5日、ワグネルがロシア軍の許可も得ずにベルゴルドに部隊を進めれば、さらに「ドローンから守るため」と称して、モスクワまでやってくる可能性があると警戒感をあらわにしました。
また、チェチェン共和国のカディロフ首長は4日、SNSにベルゴロド州の状況を懸念していると投稿し、「国民を守るために最高司令官のいかなる命令に対しても準備ができている」とプーチン大統領に訴えました。
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