中国で「人生を左右する」とも言われる全国統一の大学入学試験「高考」の作文の試験で、習近平国家主席の言葉がテーマとして出題されました。
今年の「高考」の作文の試験では、「別の人の灯りを消しても自分が明るくなるわけではない。別の人を邪魔しても自分が遠くまで行けるわけではない」といった、習近平氏の言葉がテーマとして出題されました。
今年3月の習近平氏の発言で、中国に対して厳しい政策を取るアメリカを念頭に牽制(けんせい)した内容です。
「高考」ではこれまでも、習近平氏の業績についての出題はありましたが、問題文に習近平氏の名前を明記しての出題は異例です。
中国では小学校から習近平氏の思想を学ぶ科目が設定されるなど、思想教育の強化が進んでいます。
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