「盗難対策怠った」NY市が韓国の自動車メーカーを提訴[2023/06/08 11:49]
アメリカ、ニューヨーク市は、韓国の自動車メーカーヒョンデとキアに対して、適切な盗難対策を怠ったとして損害賠償を求めて提訴しました。
マンハッタンの連邦裁判所に提出された訴状によりますと、ニューヨーク市は2011年から2022年にかけてヒョンデとキアのほとんどの車両にイモビライザーと呼ばれる盗難防止装置が搭載されていなかったと指摘しています。
そのことが車の盗難や犯罪を増加させたなどと主張していて、TikTokなどのSNSによって車の盗難方法が拡散したことでさらに状況が悪化したとしています。
市によりますと、去年の盗難件数は前の年より2倍に増え、今年の1月から4月の4カ月間では去年の同期間の6.6倍に上っているということです。
ヒョンデは、「盗難防止のためにソフトをアップグレードするなど対策を講じた」とコメントしていて、キアは「提訴に根拠がない」としています。