アメリカのホワイトハウスは、ロシアがウクライナへの攻撃に使う無人機をイランの協力を得て国内で生産しようとしているとの分析を明らかにしました。
ホワイトハウスは9日、ロシアのアラブガ経済特区で建設中の工場とされる画像を公開しました。
イランが設計した無人機をこの工場で製造するために、ロシアが必要な資材をイランから調達しているとの情報があり、来年の初めにも稼働する可能性があるとしています。
カービー戦略広報調整官は、ロシアは先月までにイランから数百機の無人機を受け取ったと指摘し、イランからロシアへの無人機の輸送ルートも公開しました。
イランは見返りとしてロシアから戦闘機など数十億ドル相当の軍備を求めているとし、カービー氏は両国の軍事協力の拡大は国際社会にとって有害だと懸念を示しました。
そのうえで、アメリカ政府として無人機の移転に関与した企業や関係者への制裁を続けていくとしています。
画像提供:アメリカ政府
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