トランスジェンダーのインフルエンサーを広告に起用したことで不買運動が起きているアメリカのビール「バドライト」が、20年以上維持していたアメリカでの売り上げトップの座から陥落しました。
アメリカのビール大手「アンハイザー・ブッシュ」の商品「バドライト」は2001年以降、全米での売り上げトップが続く人気商品です。
しかし、アメリカメディアによりますと、6月3日までの4週間の売り上げ高は前の年と比べて24%減少し、小売店での売り上げシェアは2位に落ちました。
バドライトを巡っては、トランスジェンダーのインフルエンサーを広告に起用した3月下旬以降、猛反発する保守派による不買の呼び掛けが広がっています。
このインフルエンサーへのSNS上での攻撃が相次いでいるほか、バドライトのマーケティングを担当した幹部2人が休職に追い込まれました。
また、「アンハイザー・ブッシュ」の株価は4月初旬から約15%下落するなど影響の拡大に歯止めがかかりません。
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