プーチン大統領が経済政策発表 外国企業の復帰歓迎 来年3月の大統領選を意識か[2023/06/17 09:26]

 ロシアのプーチン大統領が最低賃金の引き上げや児童手当の支給など、国内向けの経済政策を発表しました。撤退した外国企業の復帰を歓迎するとも明らかにしています。

 プーチン大統領は16日、サンクトペテルブルクの国際経済フォーラムで演説して国内向けの経済政策を発表しました。

 来年1月から最低賃金を18.5%上げることや世帯収入に関係なく、1歳半まで児童手当を支給することなどを表明しました。

 来年3月の大統領選を意識したものとみられます。

 一方、ウクライナ侵攻後にロシアから撤退した外国企業を念頭に「誰に対しても競争の扉を閉ざさない。もちろん恐れてもない」と述べました。

 復帰を歓迎する姿勢を見せ、ロシア経済が安定していることを強調したとみられています。

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