ロシア 自然保護団体を「望ましくない組織」に[2023/06/21 23:08]

 ロシア検察当局は自然保護団体をロシア国内での活動を禁止する「望ましくない組織」に指定したと発表しました。

 ロシア検察当局は21日、自然環境保護団体のWWFロシア=世界自然保護基金ロシアをロシア国内での活動を禁止する「望ましくない組織」に指定しました。

 検察当局は環境保護活動が経済分野での安全保障上の脅威となるプロジェクトの隠れみのにされているなどと主張しています。

 また、北極圏の開発などを巡り、国の政治方針を妨害しているとしています。

 「望ましくない組織」の該当組織は定期的に増加していて、最近では人権団体の「アゴラ」や環境団体の「グリンピース」、北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟など分野を問わず多くの組織が指定されています。

 「望ましくない組織」に指定されるとロシア国内での活動が禁止されるほか、組織を金銭的に支援したり、組織が作成した資料などを拡散することも禁じられます。

こちらも読まれています