英 中央銀行が0.5%利上げ、年5%に インフレ抑制へ[2023/06/22 21:35]

 イギリスの中央銀行(イングランド銀行)は深刻な物価高を抑制するため、政策金利を年5%に引き上げると発表しました。約15年ぶりの高水準です。

 イングランド銀行は22日、政策金利を年4.5%から5.0%に引き上げると発表しました。

 0.5%の上げ幅は市場の予測を上回りました。

 今回の利上げはおととし12月以降、13回連続で2008年のリーマンショック以来の高水準となりました。

 イギリスの先月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べて8.7%上昇と、依然としてインフレが続いています。

 特に食品価格の高騰が深刻で、先月までの1年間で卵や牛乳が約3割、グラニュー糖が5割値上げするなど、市民生活に影響を及ぼしています。

 イングランド銀行は利上げの終了時期を検討していましたが、インフレを抑える目的で利上げを継続したとみられます。

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