潜水艇操縦士の妻は「タイタニック号」犠牲者の子孫[2023/06/23 13:12]

 タイタニック号の観光ツアー中に損壊したとされる潜水艇の操縦士の妻が、111年前のタイタニック号の沈没で犠牲となった夫妻の子孫だとアメリカのメディアが報じました。

 ニューヨーク・タイムズは、観光ツアーを運営していた会社のCEOの妻について、沈没したタイタニック号の1等船室の乗客で犠牲となったイジドー・ストラウス氏夫妻のやしゃごだと報じました。

 このイジドー・ストラウス氏はアメリカ大手百貨店「メイシーズ」の共同オーナーでした。

 イジドー氏はタイタニック号が沈没していくなか、女性や子どもが船内に残されているのを見て、救命ボートに乗るのを拒否し、妻のアイダさんも40年以上連れ添った夫と船に残ることを決めたことで知られ、沈みゆく甲板で腕を組んで立つ2人の姿が生存者によって目撃されています。

 事故を題材にした映画「タイタニック」では2人をモデルに、船室のベッドで抱きしめ合い最期の時を迎える老夫婦の姿が描かれています。

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