韓国で原発処理水の不安あおる不当な保険勧誘 金融当局が警告[2023/06/29 17:25]

 東京電力福島第一原発の処理水放出に関連し、一部で「塩の買いだめ」などの騒動が起こる韓国で新たな問題が発生しています。

 韓国の金融監督院は29日、処理水の海洋放出に関連し、一部の保険会社による不当なセールス行為が確認されたと明らかにしました。

 一部の会社が「汚染水の放出で韓国でも放射能が拡散し、将来的にがん発症率が上昇する恐れがある」などと根拠のないセールストークで消費者の不安感をあおり、がん保険への加入を促していたということです。

 金融監督院は当該の会社に対し、こうした行為を止めるよう求めるとともに「非科学的内容で消費者の不安をあおる行為がないか監視し、違反には厳しく対応する」と警告しています。

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