NYで2円円高、利上げへの警戒感は引き続く[2023/07/08 03:34]

 ニューヨーク外国為替市場で、円がドルに対して一時2円近く円高に振れました。ただ、引き続きアメリカの利上げ観測に対する警戒感は保たれています。

 7日のニューヨーク外国為替市場で、円は1ドル144円03銭で始まりましたが、アメリカの経済統計の発表などを受けて142円06銭をつけ、2円近く円高に推移しました。

 アメリカのインフレが減速しつつあるという見方に加え、日本政府・日銀による円買い介入が懸念され、円の需要が高まっているという見方も出ています。

 政策金利の先物市場から、現時点でアメリカの金融当局は7月にほぼ確実に0.25%の利上げを行ったあと、9月に約24%の確率で0.25%の利上げを行うのではないかとみられています。

こちらも読まれています