IAEA事務局長 訪問先の韓国で外相と会談[2023/07/09 01:21]

 東京電力福島第一原発の処理水放出を巡り、不安感から「塩の買い溜め」まで起こる韓国で、IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長と朴振(パク・ジン)外相が会談しました。

 韓国を訪問中のIAEAのグロッシ事務局長は8日午後、ソウルで朴振外相と会談しました。

 野党を中心に根強い反対運動があるなか、グロッシ事務局長は日本の処理水放出計画の安全性を評価したIAEAの総合報告書の内容を説明しました。

 これに対し朴外相は「客観的・科学的に安全性を検証し、国際法と国際基準に合う形で行うべきだ」と応じつつ、不安感が蔓延(まんえん)する国民の安心感醸成のためIAEAの協力が必要だと要請しました。

画像:韓国外務省提供

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