生成系AI(人工知能)「チャットGPT」などを巡り、アメリカの作家らが著作権侵害を理由に訴訟を起こす動きが相次いでいます。生成系AIにデータを読み込ませることが著作権の侵害にあたるのかどうかが焦点となっています。
チャットGPTを開発したオープンAIに対して、先月28日と今月7日にアメリカの作家などが「著作権で保護された自身の文章が許可なくAIの訓練に使用されている」として損害賠償を求める訴えを起こしました。
チャットGPTが作品を正確に要約していることから、AIを訓練する際に作家などの作品を許可なく読み込ませていると指摘しています。
7日の訴訟ではメタ社に対しても同様の訴えが示されています。
過去にはグーグルによる著作の検索サービスが、アメリカの著作権法で認められた「フェアユース(公正な利用)」に当たるとされた判決もあり、生成系AIにデータを読み込ませることが著作権の侵害にあたるのかどうか、裁判所の判断が注目されます。
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