IOC　パリ五輪「ロシアとベラルーシは除外」 個人資格での参加は「適切な時期に判断」[2023/07/14 18:30]

　IOC（国際オリンピック委員会）は来年に迫るパリオリンピックにロシアとベラルーシを招待しないことを明らかにしました。

　IOCは13日の声明でパリオリンピックへの参加資格がある203の国と地域の委員会に対し、開幕まで1年にあたる今月26日に招待状を送付すると明らかにしました。

　一方、ウクライナ侵攻を続けるロシアと同盟国のベラルーシなどは「除外する」と発表しました。

　個人資格での参加については「適切な時期に判断する」としています。

　IOCは3月、ロシアとベラルーシの選手の国際大会参加について個人資格の「中立的な立場」の出場に限るなど、条件付きで認めるよう国際競技連盟に勧告していました。

　IOCの今回の決定に対し、ロシアオリンピック委員会は「違法で差別的だ」「オリンピックがより深く政治的影響に左右されていることを証明している」と強く反発しています。