中国が日本の水産物の検査を強化 現地の日本料理店は対応に苦慮[2023/07/19 01:37]

 中国の税関当局が日本からの海産物に対する放射性物質の検査を強化したことが分かりました。現地の日本料理店などが対応に苦慮しています。

 中国の税関総署は7日、福島第一原発の処理水の海洋放出に関する談話を発表し、日本からの海産物について、全量検査を厳格に実施すると発表しました。

 関係者によりますと、全量検査はすでに始まっていて通関にかかる時間が、大幅に長くなっているということです。

 そのため、北京や大連の一部の日本料理店では、日本産だったマグロをスペイン産に切り替えるなど対応を余儀なくされています。

 7日に税関総署は、「事態の進展をみながら、必要な一切の措置を取る」とも表明していて、処理水が放出された場合、さらなる措置も予想されます。

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