南ア大統領 プーチン氏逮捕は「宣戦布告にあたる」[2023/07/19 20:25]

 南アフリカのラマポーザ大統領がプーチン大統領の逮捕はロシアへの宣戦布告にあたるとして義務の免除を求めていることが明らかになりました。

 ロイター通信が入手した文書によりますと、ラマポーザ大統領は先月、ICC(国際刑事裁判所)に対して「逮捕すればロシアは宣戦布告とみなすと明言している」「ロシアと戦争になる危険は冒せない」としてプーチン大統領を逮捕する義務の免除を求める手続きをしているということです。

 南アフリカでは来月、ロシアや中国で構成されるBRICS(新興5カ国)首脳会議が開催される予定で、プーチン大統領の訪問が取り沙汰されています。

 ただ、ICCは今年3月、ウクライナから子どもらを連行した責任があるとしてプーチン大統領の逮捕状を出していて、ICC加盟国の南アフリカは板挟みの状況に置かれています。

 ICCは南アフリカの行っている手続きについてコメントしていません。

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