ロシア治安当局 戦争推進派の元大佐を拘束 弾圧はタカ派にも…[2023/07/21 23:29]

 ロシアでウクライナ侵攻の最も熱心な支持者が拘束されました。ワグネルの創設者・プリゴジン氏の反乱以降、政権による弾圧は戦争推進派へも広がっています。

 ウクライナ侵攻を強く支持する言動で知られるロシア軍の元大佐、イーゴリ・ストレルコフ氏が21日、治安当局に拘束されました。

 ストレルコフ氏の妻がSNSに「夫が連行され、行方が分からない」と投稿しました。

 ストレルコフ氏は侵攻を支持しつつ、ロシア軍が前線で失敗を繰り返しているとして、軍や政権を批判していました。

 18日には「臆病で凡庸な政権のもとでは6年も持たない」「唯一のできることは有能で責任ある人物への権力の移譲を確実にすることだ」などとプーチン大統領の交代を要求する文書を投稿しました。

 プリゴジン氏による反乱以降、侵攻を支持するタカ派からもプーチン政権の弱さや揺らぎを指摘する声が相次いでいて、弾圧は反戦派にとどまらず、戦争推進派にも広がっています。

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