ウクライナ政府 ロシア選手ら出場する大会への自国選手参加を認める[2023/07/28 06:49]
ウクライナ政府は自国の選手がロシアとベラルーシの選手との対戦を禁止していた法令を条件付きで撤回しました。
ロイター通信によりますと、ウクライナ政府は26日、自国の選手に対して禁止していたロシアとベラルーシの選手が出場する大会への参加について、両国の選手が中立の立場を表明した場合に限り認めると発表しました。
これでパリオリンピックの予選大会をはじめ、ウクライナの選手がロシア・ベラルーシの選手が出場する国際大会にも出場が可能となりました。
ウクライナのフトツァイトスポーツ相は「戦争で多くの勝利を収めるなか、ウクライナの選手はオリンピック予選に参加すべきだ」と話しています。
これを受けて27日、フェンシング・ウクライナ代表のハルラン選手が世界選手権でロシア出身の選手と対戦しました。
ハルラン選手が勝利しましたが、試合後に対戦相手との握手を拒否したとして失格となっています。
ウクライナのクレバ外相は「公正な競争に敗れたロシアの選手が“握手ショー”という汚い芝居をした」と非難しています。