【避難所から報告】マウイ島山火事 物資足りず 観光ヘリも応援[2023/08/13 12:11]

 ハワイ・マウイ島の山火事で89人が死亡した火災は今も鎮火しておらず、死者はさらに増える見込みです。現地の避難所から報告です。

 (力石大輔記者報告)
 空港近くの教会です。市の避難所だけでは足りていないということで、避難所に変わりました。現在は350人が寝泊まりされています。

 地元の人たちは、支援物資をドライブスルー方式で持ち込んでボランティアが被災者の人に届けている状況です。ただ、それでもティッシュなど生活必需品がまだまだ足りていないということです。

 死者の数は日に日に増えています。先ほど89人に達したと明らかになりました。

 この100年、アメリカの山火事のなかで最悪の被害だということです。

 ただ捜索隊によると、ラハイナ地区には、まだ収容できていない遺体が多く残されているということです。

 教会の牧師 シャノン・モロッコさん:「私たちは自分たちの地域に貢献し、困っている人たちを助けたい。ここが私たちの家です。被害を受けた家族を助けるためにできることは何でもするつもりです」

 火災から4日が経ち、避難された人たちの疲労はピークを迎えています。

 車内で寝泊まりする人たちも多く、民間施設でも、受け入れ態勢が加速しています。

 支援物資は島外からもヘリコプターで運び込まれていて、こうした物資を増やそうと、空港の滑走路1本を支援物資専用に変えていくということです。

 地元の人たちは、新品のものを買って寄付を持ち寄っていますが、ただそれでもまだまだ支援物資が足りていない、島の外から世界からもっと支援をいただきたいと話しています。

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